対応言語

クメール語

クメール語は、カンボジア王国の公用語で、オーストロアジア語族のモン・クメール語派に属します。
カンボジアのほか、ベトナム、タイ、ラオスとの国境地域などでも約200万人程度の話者を有する言語です。

 

使用されている主な国・地域
カンボジア、ベトナム、タイ、アメリカ合衆国、フランス、オーストラリア など
公用語人口
1,600万人 (母国語人口 約1,500万人)

 

紀元前後にインドの影響を受け、モン人 (現在はミャンマー南部に居住) とクメール人がモン文字・クメール文字の原形を使い始めたのがきっかけとされています。
そしてモン文字からビルマ文字が、クメール文字からタイ文字・ラオス文字が生まれました。

そのような背景もあり、クメール文字、タイ文字、ラオス文字は非常に似ています。


古くからインド文化の流れを汲んでいることもあり、語彙にはサンスクリット語やパーリ語からの借用が目立ちます。
また、クメール語のアルファベットである「クメール文字」は南インドから伝わった文字を改良したものです。

 

【書き順のフシギ】

クメール語では面白い書き順をすることがあります。

横書きのノートを縦書きになるように90度回転させ、下から上へ文字を書くこともあります。
日本語でも横書きのノートを縦書き用として使うことはありますが、上から下へ書くのが普通なので、とても興味深い使い方ですね。

 

【日本語と似ている?】

クメール語には①名詞の複数形、②動詞の時制、③助詞がない独立後です。

語順を並べ替えることで、意味を使い分けています。

そのため、主語や目的語を省略しても通じてしまうため、その点においては日本語と似ているかもしれません。
また、声調・アクセントがないところも似ていますね。

 

カンボジア王国の主要産業は農業、漁業、林業などの第一次産業であり、国土の約3割は農地として利用されています。
近年は小売りや流通、外食などを中心としたサービス産業も堅調な発展を見せています。

主要貿易品目のうち輸出上位につける織物・縫製品は、近年の世界的な「ファストファッション」の流行にも後押しされて、益々の需要が見込まれています。

 

 

カンボジアはインドシナ半島の中でも、多くの日系企業が進出をしているタイやベトナムの間に位置しています。
また、カンボジアは若年層が多いこともあり労働力に期待ができます。

それに加えて人件費がより安いため、最近では両国に続く「タイプラスワン」「ベトナムプラスワン」としても注目されてきています。
アンコールワット遺跡群などの豊富な観光資源もカンボジアの大きな魅力の一つです。

弊社でもこれからカンボジアに進出を予定されているクライアント様、すでに現地展開されているクライアント様の翻訳をお手伝いさせていただいております。

 

翻訳時の注意点

クメール語の翻訳をする際に気をつけるべきポイントをご紹介します。


①改行 

クメール語は日本語と違ってどこでも区切れるわけではありません。
また、句読点もありません。

よって勝手に改行してしまうと、日本語に例えると文字の「つくり」と「辺」を分解しまうようなことになり、全く意味が通じなくなってしまいます。
レイアウトの都合上どうしても改行が必要な場合はネイティブに見てもらうようにしましょう。

 

②文字間隔、行間の調整

クメール語には声調記号 と呼ばれる記号があります。これは主に文字の上下左右につきますが、レイアウトの調整には充分な注意を要します。

文字の配置スペースがせまいから文字間隔や行間を狭めようとすると、本来あるべき声調記号が飛んでしまい、違う意味になったり、意味が通じなくなってしまうこともあります。

正しくタイ文字を表示させるには上下に十分なスペースが必要です。
レイアウト調整が必要な文書は特に、編集後にネイティブによるレイアウトチェックが必須となります。

 

③フォントの選択

カンボジア語のクメール文字には、実に多様なフォントがあります。

しかしフォント間の互換性が弱いため、コンピューターのOSやオフィスソフトのバージョン等で文字化けを起こすことがあります。
クメール文字は慣れていないと文字化けしているのかどうかさえ分からないことがありますので注意が必要です。

いずれにしても、最終データはネイティブチェックを行うことと、PDFにして文字化けを起こさない対策をすることがお勧めです。

 

パラジャパンではコンピュータ (ハード・ソフト)、自動車、機械、通信、半導体、電気、化学、医学、薬学、金融、ビジネス、行政…など、あらゆる分野に対して多数の実績とノウハウを持っており、お客様の御希望に添った最適な翻訳を提供させていただきます。

和文クメール語訳、クメール語和訳に加え、パラジャパンではネイティブによるカンボジア語チェック (レイアウトチェックを含む) や、ナレーション、動画編集、音声文字おこし (翻訳) サービスも承っております。

 

パラジャパンの強み

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パラジャパン翻訳実績のご紹介(※ほんの一部です)

  • 横浜市学校給食費及び学校給食費口座振替依頼書 (和文クメール語訳)
  • 横浜市児童保健調査票および心臓病調査票 (和文クメール語訳)
  • 海老名市「ごみ分別ガイド」 (和文クメール語訳)
  • 長野県国際交流関連ポスター (和文インドネシア語訳)

 

翻訳項目 単位(訳仕上げ) 価格※ 
クメール語→日本語
(専門翻訳者+ダブルチェック)
400字 お問い合わせください。
日本語→クメール語
(ネイティブ専門翻訳者+ダブルチェック)
800字 お問い合わせください。

※ お見積もり時に訳仕上げ量を想定の上、算出させていただいております。

※ パラジャパンの翻訳料金は、特急料金を設けておりません。また分野に関係なく均一料金で、分かりやすくやさしい料金体系となっております。

 

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