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印刷・製本

翻訳会社であるパラジャパンの印刷請負は、後発的に出てきたものです。
数年前より数社のお客様より「印刷はやってないの?」というご要望をいただくことが増えてきました。
製品カタログであったり、インバウンドのガイドブックであったり、その印刷用途は様々です。
翻訳会社として「一歩先」を考えた場合、印刷は今では翻訳業務に付随する業務の一環としてとらえております。

印刷に関しての業界用語

突然ですが、質問です。「裏表紙」とは、冊子のどのページでしょうか?

1.「裏表紙」というぐらいだから、表紙の裏に決まってるでしょ!

2. 本をひっくり返した時に表紙の反対側になるページ・・・かな?

3. いやいや、その反対側の表紙をさらにめくったページが裏表紙だよ。

皆様はいかがでしょうか?答えは「2」です。
印刷業界では、表紙を「表1」、表紙をめくった裏側が「表2」、そして表紙の反対側が「表4」(これが裏表紙)、そのページをめくった部分が「表3」となります。

お客様から「DTPは、これで完璧なので、印刷にかける前に裏表紙に会社の連絡先とロゴを入れておいてください。」といわれて表紙の裏側のページにロゴを入れて印刷に入ってしまったら、撃沈ですね。

その他にも印刷には業界用語が多発します。
網代 (あじろ) 綴じってなに?初めてこの言葉を聞いた時には、伊豆の網元でお婆さんがアジの干物を作っているイメージが浮かびました。

オフセット印刷ってなに?オフコースとハイファイセットのジョイントコンサートのチラシ印刷でしょうか?
トンボってなに?版下ってなに?責了ってなに?・・・・今はスマートフォンで検索すればすぐに詳しい説明が出てくるので、ここではあえて言葉の説明は控えますが、DTP編集から印刷に入るまでの打ち合わせで、様々な「業界用語」が頻出するのが印刷業務です。

翻訳会社がなぜ印刷を?

幸い翻訳会社であるパラジャパンのお客様の中には印刷会社様が数社あり、印刷の案件があるたびにお声をかけさせていただきました。
そのうち「この印刷は部数も多く、色校正も行うのでA社さん」「この印刷は少量の部数でオンデマンド印刷なのでB社さん」など、用途別でお取引きさせていただいております。

翻訳のご依頼をいただくお客様が翻訳会社に一括で印刷まで依頼されるメリットは二つあげられます。
一つは「責任の所在の明確化」。もしご担当者が、例えば一冊のカタログやガイドブックなりを作成するとします。

 

 

翻訳は翻訳会社、DTP編集はデザイン会社、印刷は印刷会社と分けて発注された場合、万が一出来上がってきた印刷物に不具合があったらどうなるでしょうか?
翻訳会社は翻訳担当なので、翻訳という範疇でしか責任はもてません。デザイン会社のDTP編集、印刷会社の印刷もしかりです。

しかし翻訳会社のコーディネータに全て一括依頼された場合、その責任は明確です。
「翻訳会社」以外ありません。稀に「正誤表」が小さな紙に書かれて冊子と一緒に入っているのを見かけることがあります。
「やってしまったか~」という気分です。絶対にこのようなことは避けたいです。

印刷はネットと違い、一回印刷にかけたら、後戻りできません。
そのためパラジャパンのコーディネータたちは「印刷にかける怖さ」を徹底周知され、そのことを理解しています。

翻訳会社に印刷まで依頼されるメリットの二つ目としてはご担当者が「効率的で楽」ということです。
翻訳・DTP編集・印刷を3社にご発注された場合、その工程管理、ご発注からお支払いまでの工程が翻訳会社一社に依頼される場合の三倍の労力が必要となります。
ご担当者には本来の業務に傾注していただき、私たち翻訳会社のコーディネータに一任されることを選択肢の一つとしてお考えいただけましたら幸いです。

やはり印刷はいいですね。

印刷革命と呼ばれているグーテンベルグが活版印刷術を発明・実用化して以来、我々の生活の中にはメディアとしての印刷やその成果物としての書籍は、日常生活から切り離して考えることができません。
また「紙」の本が伝える質感やぬくもりは、なにかほっとするものがあります。
今後も紙の本が消えてデジタルにすべてが取って代わるということは無いでしょう。

「温故知新」。今や印刷は「温故」になるのかもしれません。
翻訳会社パラジャパンは「知新」とともに「温故」である印刷製本という技術をお客様に提供させていただく所存です。

翻訳~DTP~印刷~製本を一本化することにより、大幅な手間・納期・コスト削減に貢献いたします。
まずは一度お問い合わせください。

お問い合わせの際は下記の情報をご提示ください。

  • ファイルのOS及びアプリケーション(バージョン含む)
  • 用紙の種類(サイズ・厚さ・重さ・質)
  • 印刷(製本)部数
  • カラー印刷・モノクロ印刷
  • 製本の種類(平綴じ・中綴じ・無線綴じなど)

※詳細が分からない場合はご希望イメージをお伝えください。
推奨をご案内させていただきます。

 

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